2011/05/05

「ぼくとおおはしくん」

先月、友人がめでたく絵本作家デビューを果たしました!

約5年前に講談社絵本新人賞の佳作を共に受賞して以来ずっと「いつか2人とも絶対絵本作家になろうね!」って励まし合い頑張って来た、くせさなえさんです。

そんなくせさなえさんの昨年の快進撃は以前のブログでもご紹介しましたが、とうとう…ついに…この春デビューを果たしました!オメデトウ〜!

「ぼくとおおはしくん」(講談社)

この作品は昨年の絵本新人賞に輝いた作品です。
まず何がステキって、この絵がいいのです。物語の世界が丁寧に、そしてちょいと不思議に描かれていてスッとこのお話に入っていけます。

なにしろ、はじまりのシーンから衝撃!
「公園にカメがいた」っていう場面から物語はスタート。……ですが、普通にカメがいるのではありません。

カメの甲羅が無造作に置いてあるのです。顔も手も足も出てなくて、本当に甲羅だけポンと……(笑)
おまけに甲羅にはマジックで名前が書かれてます。
明らかにカメの名前ではなく人名……(笑)

そして大変困惑した表情の男の子が、その甲羅の横にたたずんでます。

そこへ後ろから「おれの かめや!」の声。
マジックで書かれた名前の主“おおはしくん”です。

このはじまりで、すでに心を鷲掴みにされました。
背景にとぼけた顔のネコがいるのもポイント。
一気にお話に引き込まれたら、もうそこから最後の最後まで見事にくせさなえワールド。

面白くて、懐かしくて、ハラハラして…。(詳細はぜひ本屋さんで!)
祖父江慎さんの装幀もいいなぁ〜オシャレだなぁ!
何度も繰り返して読みたくなる1冊です。

おすすめは「絵本ナビ」のサイトで連載されていたくせさなえさんと担当編集者さんによる『デビュー日記』!
受賞からデビューまでの長い道のりが全5回に渡って掲載されています。
これを読んでから絵本を読むとさらに楽しめます。

絵本ナビ/トップページにデビュー日記へのリンクがあります
カメの絵が目印
絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

…ということで、さなえちゃん!ほんとにほんとにオメデトウ〜!
温めている作品は他にもたくさんあると思うので、今後もとっても楽しみです!


これで“第28回”のメンバーは全員晴れて絵本作家となりました。

たかしまなおこさんの「つぎはぎおばあさん きょうもおおいそがし」
くせさなえさんの「ぼくとおおはしくん」
私の「まないたにりょうりをあげないこと」

こうして3人のデビュー絵本が並ぶ日がやってくるなんて夢のようです。
それぞれここまでが長い長い道のりだったので余計に嬉しいです。
また3人集まる日が今から楽しみだなぁ……。