2011/05/21

よく歩いた

展覧会を色々観てきました。

午前中は東京オペラシティアートギャラリーで開催中のクサナギシンペイさんの展覧会へ…。
5年前に横浜のBankART Studio NYKで観た個展の時とはずいぶんイメージが違っていてビックリ!
あの時のような風景や人物などは一切なく、抽象的な世界がズラリと並んでいました。

個展の案内にも掲載されているこの絵は『幽霊になりたい』ってタイトル。
そう言われるとそんなような絵に見えてくるような、良く分からないような……。
うっすら建物のようなものもぼんやり見えて来るような、来ないような……。

でもやさしい色が重なって奥行きのある不思議な世界、しっかり味わいました。

同時開催中のホンマタカシさんの写真展も観ました。
過去にホンマさんの写真が使われた広告や雑誌などをホンマさんがもう1度再撮影。
それをまとめて分厚い本にして数百冊積み上げてみた…という展示が面白かったです。

その本は自由に手にとって観れるのですが、今まで意識しないところでかなりの数のホンマさんの写真を目にしていたんだなぁ…と驚きました。

それと『マッチでタバコに火をつける映像』にも惹き付けられしばらく見とれておりました。

世界中のマクドナルドの写真が床一面に飾られた部屋では「寝転がって観てもよし、逆立ちをして観てもよし」とのことでした。(残念ながら実践はできず)

午後は青山ブックセンター本店に移動して、絵本作家せなけいこさんの原画展へ。

新刊『メロウ』(ポプラ社)の発売を記念したもので、なんとこの日は店内でご本人のトーク&サイン会が開催されたのです!

子供の頃に好きだった絵本作家さんの新作をこうして今も読めて、ご本人のお話まで聴けるとは、なんて幸せなことだろう…と感動!

圧倒的に大人のお客さんが多くてせなけいこさんも驚いてらっしゃいましたが、きっとみなさんも子供の頃から読んできたファンの方たちなんだろうなぁ…と思いました。

編集者さんとの対談形式で、新作『メロウ』のお話や、あの『ねないこだれだ』など過去の名作の誕生秘話や、お客さんからの質問コーナーなどなど……。

私は、1つ自分自身の作品について「どうしたもんか…」と迷ってる事があったのですが、今日のせなけいこさんのお話を聴いて「そうか!それでいいんだ!」って思えてきました。
元気が出るお話が聴けて本当に良かったです。

今回の「メロウ」は、アイルランドに昔から伝わる「人魚のお話」
でもせなけいこさんの手にかかれば、たちまちただの「人魚」ではなくなります。(どんな人魚が描かれているかはぜひ絵本でお楽しみください!)

中には美味しそうなごちそうと、それからお酒がたくさん出てきました。
絵本のあとがきにも書いてありましたが、ご本人も昔からお酒が大好きだそうです!


そして最後は銀座のポーラミュージアムアネックスで、松尾たいこさんの個展を観ました。

入ってすぐに山が登場!

これと同じ色の山を、3月のはじめに電車の中でみかけました。
サントリーの天然水の広告イラストレーションで、遠くからでもひとめで「松尾たいこさんの絵だ!」って分かって嬉しかった覚えが……。

この山は個展のフライヤーにも登場。
2枚の裏表をこうしてくっつけると、1枚の絵になっていてステキです♪

約半年ぶりの松尾たいこさんワールドを堪能……。
(なんと誰でも自由に撮影OKだそうです!)

中央にはこの展覧会のタイトルにちなんだ幾重にも重なる「レイヤー」が!
20枚程度の透明なシート1枚1枚に、松尾たいこさんの絵がプリントされています。

横から観るとこんな感じで幻想的……。

松尾たいこさんの描く絵はいつだって「一体どう描かれているんだろう?」って見とれてしまうくらいキレイで、私を含めて原画にグっと近づいてジッと観ている人が多かったです。

波も山も木も道も、本当にウットリしてしまうくらいなめらかなライン…、どんな風に筆を操って描かれているのか想像するだけでドキドキしました。

出版されたばかりの松尾たいこさん初の作品集を購入。

ツヤのある紙やマット紙など…作品に合わせて紙の種類を変えている贅沢な作り!
観て楽めて、触って楽しめるステキな作品集です。